補助金・助成金の活用事例紹介

これから補助金・助成金の獲得にチャレンジしたい方へ

「活動資金がほしい!」
「補助金や助成金って、手続きが大変そう…」
補助金や助成金の獲得にチャレンジしたいけど、まだ一歩を踏み出せていない方や、自分たちの団体の活動や状況にマッチした助成金を探している方のために、県内で環境活動に取り組む5人の方の事例を紹介します。

事例(1) 高知小水力利用推進協議会

(公財)河川財団 河川整備基金 啓発活動部門新規市民団体運営支援助成

【設立後間もない団体の活動運営費の支援】
 お話を伺った人:横田 日出子さん >>記事を読む

高知小水力利用推進協議会は平成23年に設立。当時、収入は会費収入のみで活動資金はほとんどありませんでした。そこでインターネットで情報収集をし河川整備基金に応募、平成25年4月から5年間の助成を受け、小学校での小水力発電のモデルを設置した環境学習や、再生可能エネルギーの出前授業などの活動資金のほか、毎月1回の運営委員会の開催費などにも活用しています。

事例(2) 『地球村』高知

平成26年度高知県豊かな環境づくり総合支援事業補助金

【小学生を対象にした生ゴミダンボールコンポストの体験学習】
 お話を伺った人: 上野 伊佐子さん >>記事を読む

補助金に申し込むにあたり、まずえこらぼに相談に来られた上野さん。当初は町内会でダンボールコンポストに取組もうと考えていましたが、スタッフと一緒に企画内容について話し合ううちに、より成果がわかりやすく波及効果も期待できる学校ベースの普及啓発へと発展していきました。相談することで自分自身の視野が広がり、更に効果的な別の活動方法があることに気づいたそうです。

事例(3) 高知県シェアリングネイチャー協会

平成26年度 子どもゆめ基金

【自然を学び、地域の人々とふれあう「自然学校」の実施】
 お話を伺った人: 兼松 憲一さん >>記事を読む

イベントを実施する際は、助成金があるととても助かるものです。「子どもゆめ基金」は、毎年継続して行う活動も助成金交付の対象として認められています
(ただし条件あり)。高知県シェアリングネイチャー協会では、実績をきちんと伝えて次年度につなげるために、報告書用の記録の取り方やアンケートの取り方なども工夫しています。

事例(4) 物部川21世紀の森と水の会

高知食糧株式会社 高知県清流保全パートナーズ協定事業寄付金 ほか

【複数の補助金/助成金を活用】
 お話を伺った人: 常石 勝 さん >>記事を読む

「物部川21世紀の森と水の会」では、主に県や市が募集する補助金や助成金を複数使って、活発な活動を展開しています。平成26年度は以下の4つの補助金・助成金を受けて、新たな広葉樹の森づくり活動や、子どもたちに川遊びを教える「川の学校」を実施しました。
 (1)物部川流域ふるさと交流推進協議会 環境保全活動助成
 (2)国土緑化推進機構 「緑の募金」公募事業
 (3)高知食糧株式会社 高知県清流保全パートナーズ協定事業寄付金
 (4)高知県豊かな環境づくり総合支援事業費補助金

事例(5) 国連生物多様性の10年市民ネットワーク

地球環境基金 リオ+20特別助成 (2012,2013年度)

【国際会議(リオ+20)で地域課題を共有するための取り組み】
 お話を伺った人: 谷川 徹 さん >>記事を読む

国連生物多様性の10年市民ネットワーク(UNDB市民ネット)は全国規模のネットワーク組織。リオデジャネイロで開催された「地球サミット(国連持続可能な開発会議、通称 リオ 20)」への参加にあたり、2年間の特別助成を受けて、生物多様性の主流化の達成と農山漁村地域の活性化等の日本国内における地域の声を届ける活動をしました。
大変規模の大きな事業ですが、運営スタッフの人件費が確保しづらいことや、長期的に取り組むべき課題に対し継続的な支援が得にくいことなど、助成金を利用する上での課題は共通のようです。