所属:氏名 | 高知工科大学 電子・光システム工学科 八田 章光 |
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プログラム名 | 人力発電でわかるエネルギーと地球環境 |
学習のねらい | ・エネルギーとは何か、人力発電でエネルギーの発生を体験する。 ・日頃消費しているエネルギーの大きさを体力で実感する。 ・エネルギー消費が地球環境に与える影響について勉強する。 |
おすすめポイント | ・エネルギーがパワー(ワット数)×時間であることが正しく理解できる。 ・発電量を競う実験で楽しく盛り上がる。 ・発電の大変さを通して省エネの重要性に気がつく。 |
活動の分野 | |
学習の方法 |
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プログラムの内容 | 1.エネルギー環境問題の要点(約20分) 『エネルギーと地球環境』のパワーポイントを使って、エネルギー環境問題の要点をわかりやすく説明する。 2.ハンドパワーで発電してみる。(約10分) ハンドパワー発電機(携帯電話充電用の携帯発電機)を使ってLEDを点灯してみる。部屋が暗くなるところでは、暗やみにしてLEDで照明してみる。 3.ハンドパワーで鉄道模型を動かす(約20分) 4人ずつのグループをつくり、ハンドパワー発電機を4つつないで、一緒に発電し、鉄道模型(Nゲージ)を走らせる。周回する時間を計測し、成績を競う。班毎の成績を黒板などに掲示する。 4.テレビは何秒見れるかな?(約10分) 発電したワット数×時間の合計を計算し、みんなで発電したエネルギーによってテレビを何秒間観ることができるか確認する。ハンドパワーは約2Wなので、通常は10秒〜30秒程度になってしまう。 5.自転車発電に挑戦(約30分) もっとテレビを観るために、高知工科大学で開発した高効率、高性能な自転車発電機を用いて白熱電球を30秒間点灯し人力による発電量を競う。 自転車発電機を用いて液晶テレビを自分の力だけでつけてみる。DVDプレーヤーと合わせて約50Wなので、小学生でもなんとか続けて発電できるが、長い時間続けることが大変だと感じる。テレビの消費電力(エネルギー)が意外に大きいことに気付く。 |
対象者 |
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参加人数 | 40名(1クラス)程度まで |
実施場所 | 学校の教室、または高知工科大学の実験室 |
実施時期 | いつでも |
所要時間 | 90分(45分授業×2時限) |
使用する機材等 | プロジェクター、スクリーン、パソコン、自転車 |
必要経費 | |
注意すること | |
参加者の感想など | |
講師から一言 | 基本的には学生だけで実施しています。実験機材は学生の手作りです。卒業研究などで実験機材を作製している工科大のお兄さんたちと一緒に、エネルギーと地球環境について楽しく勉強しましょう。理科や電気のことがおもしろくなって、将来はやはり高知工科大学で科学技術を学び、エネルギー環境問題の解決を目指す研究者、技術者に育って欲しいと思います。 |