高知大学地域協働学部オンライン国際セミナー 「オーストリアの持続可能な森林経営のしくみと地域のつながり(全4回)」(2/7〜3/14)
■講 師:青木 健太郎 氏
国際連合食糧農業機関(FAO)自然資源専門官
■方 式:Zoom ミーティング
■参加方法:下記メールアドレスまで申し込み下さい。 URL とパスコードを送付します。
中澤純治(高知大学地域協働学部)nakazawa@kochi-u.ac.jp
■スケジュール
◇セッション1:2021 年 2 月 7 日(日)20:00〜21:30(日本時間)※終了しました。
「いまなぜ林業が問題なのか。持続可能な森林経営と地域資源の有効利用の必要性」
いまなぜ日本で林業が問題なのか、森林利用の持続可能性の問題が問われているのか、
国際的状況、日本とオーストリアの林業を取り巻く状況を事例を挙げながら整理する。
地域に根ざした持続可能な森林経営の枠組みはどうあるべきか考察し議論する。
◇セッション2:2021 年 2 月 21 日(日)20:00〜21:30(日本時間)
「オーストリアの森林セクターの概要と素材生産と木材利用の事例」
オーストリアの森林セクターの構造を概説する。誰が何をどこで持続的に木材を
生産しているのか、どのように木材が流通され利用されているのか、製材所と
バイオマスエネルギー供給の事例を紹介しながら、オーストリアの林業と林産業
の理解を深める。
◇セッション3:2021 年 2 月 28 日(日)20:00〜21:30(日本時間)予定
「オーストリアの森林関連セクターを持続可能にする制度設計と産業連携の事例」
森林が本来もつ多面的機能の枠組みを再整理し、どのような関連産業が森林の
多面的機能を有効に活用しているのか事例紹介する。持続可能な森林経営を
可能にさせる制度設計と関連産業との連携のあり方を理解する。
◇セッション4:2021 年 3 月 14 日(日)20:00〜21:30(日本時間)予定
「オーストリアと日本の林業を取り巻く状況の比較と地域が必要とする持続可能な森林経
営の要素」
オーストリアにおける地域に根ざした持続可能な森林経営の特徴を日本の状況と
比較し、類似点と相違点を議論する。地域として地元の森林資源をこれから誰が
どのように管理していったらよいか考察する。
(参考書)青木健太郎・植木達人編著(2020)
『地域林業のすすめ 林業先進国オーストリアに学ぶ地域資源活用のしくみ』築地書館
■問い合わせ:中澤純治(高知大学地域協働学部)nakazawa@kochi-u.ac.jp